1948-12-22 第4回国会 衆議院 本会議 第20号
また、地方貸付金償還金三十五億円を計上しているが、地方財政窮乏の現状において、その運用に支障はないかとの質問に対し、政府側より、租税の自然増收による配付税配付金百一億の増額を計上しているので、貸付金を償還しても運営上の支障は起らないと思うが、なお実態調査にも努めているから、その結果を見て政治的に善処いたしたい、との答弁がありました。
また、地方貸付金償還金三十五億円を計上しているが、地方財政窮乏の現状において、その運用に支障はないかとの質問に対し、政府側より、租税の自然増收による配付税配付金百一億の増額を計上しているので、貸付金を償還しても運営上の支障は起らないと思うが、なお実態調査にも努めているから、その結果を見て政治的に善処いたしたい、との答弁がありました。
また地方貸付金償還金も、にわかに財源とするにははなはだ不適当であります。從つてこれを初めから交付金から差引けばともかくでありますが、償還金も歳入不確実であります。その他滯貨の処分、味の素の放出のごとき歳入も、年度末までの收入は必ずしも確実でないのであります。從つて歳入赤字となり、超過支拂いとなることは明らかと思う。この点においてわれわれは責任を持てないのであります。
まず第一番に私どもがこの提出されました予算を手にするやいなや、この予算がいかに早急につくられて、すこぶるずさんなものであるかということに驚いたのでございますが、さらに先日來各委員の質問によつても、その実情が明らかにされた通り、たとえば今日竹谷委員の質問によつて明らかになつたところでありまするが、地方貸付金償還金の三十五億円につきましては、岩本國務大臣と大屋大藏大臣の御答弁との間に——一方大藏大臣の側